休憩後の実践パートでは、架空の顧問先を題材に、前半で紹介したChatGPT の使い方を実際に試します。
・質問例をこちらで用意します。そのまま入力しても、自分なりに変えても構いません。無料版で爆速で動く「Flash」と、より高度な推論が得意な有料版「Pro」の違いを分かりやすく解説します。また、「顧問先名や具体的な数字は絶対に入力しない」「AIは下書き作成機であり、 税務判断の最終責任は税理士が持つ」というルールを強く徹底し、安全に活用するための防衛線を張ります。
「役割・対象・条件」を指定するテンプレートを体験します。「今期の納税額が想定以上に高額になりそうな顧問先社長への丁寧な事前連絡」などを題材に、AIがクッション言葉を交えた角の立たない完璧なドラフトを作成する様子を体感します。
毎回長い指示を入力する手間を省くため、特定の役割を持たせた専用bot「Gem」を作成します。
・設定する指示(ひな形): 「あなたはベテラン税務調査官です。私が相談内容を入力したら、①税務調査で否認される可能性のある論点、②要求するであろう客観的証拠、③税理士としての事前対策、の3点を出力してください。」
・体験: このGemに対し「社長個人の車を会社が買い取り、通勤にも使っているケース」など1行の事案を打ち込むだけで、AIが瞬時に厳しい突っ込みポイントを整理してくれます。 ベテラン税理士の「思考の壁打ち相手」として即戦力になるツールを持ち帰っていただきます。
数百ページの「税制改正大綱」のPDFを読み込ませ、ピンポイントに改正点と根拠(ページ数) を抽出させます。また、社会保険料額表などの資料をもとに、「手取額〇〇万円を支給したい場合の総支給額(額面)」を逆算させる、実務直結のデモを実演します。
「年齢早見表」で基礎を体験した後、「法人が受け取った預金利息の手取額(通帳の入金額)から、税引前の額面金額を逆算するWebツール」を作らせます。メモ帳に貼り付けてブラウザで動かすだけで、記帳代行の面倒な手計算をゼロにする自分専用ツールが完成します。
顧問先とのGoogle Meet面談記録を一瞬で議事録化するデモや、Gmail上で過去のやり取りを踏まえてAIが返信文を自動生成する機能を紹介し、将来的な事務所のDX化への意欲を刺激します。